弱虫なボク~先生と生徒の距離~

昔から、父さんの存在する意味が解らなかった。


運動会、参観日、幼稚園児のお遊戯会


全て、父さんは仕事を選択し、一回も来てくれなかった。


別に、来てほしいなんて思った事なんてないんだ。


けど、仕事を選択する割には、給料や役職に変化なし。


ただ、安いっぽいスーツを着た、ちっぽけなプライドの塊。


普段なら仕事の時間帯のはずなのに、父さんが今ここに居るのが不思議で仕方なかった。


一体、ここに何しに来たって言うんだ…


僕は、静かに2人のやりとりを見守るように息を潜めた。