弱虫なボク~先生と生徒の距離~

冷めきった父さんの目を見るのは、初めてなんかじゃない。


でも、


今日の父さんは、なぜか怖く映ってしまった。


「お父さん、理由は聞かないんですか?」


動揺の色を隠せない先生の声は、若干震えて


「理由?理由なんかどうでもいいんですよ。私が聞きたいのは、処分です…」


眉一つ動かさず、先生とは、正反対の冷酷な表情の父さんは、そう吐き捨てた。



まさか、まさか、父さんが来るなんて…

母さんが来るモノだと思っていたのに…


僕に感情や興味すら抱いてない父さんの登場は、完全に予想外だった。