弱虫なボク~先生と生徒の距離~

「亮…お前…」


息を乱してるせいで、声は途切れ途切れ

少し野太い声が、僕の名を呼ぶ。


「父…さん?」


安っぽくて、シワが入った紺色のスーツを身に纏い、


額には、急いで来たと言わんばかりの汗が流れていた。


父さんの後ろには、白衣を着た先生が1人立ち


学校内を知らない父さんをここまで、案内してきたんだと分かった。


父さんは、白衣の先生に礼を言うと、生徒指導室の中へと足を進めた。