弱虫なボク~先生と生徒の距離~

「っで…原因は?」


さっきのは、ただの先生の天然だったのか?


原因…の話か…


僕は、やはりここでも嘘を貫き通そうと、


「原因…特にありません。ただ、アイツらの事が前から…」


僕は、平気な顔でまた嘘をついた。


でも、内心ハラハラドキドキと左胸が音を鳴らす。


大丈夫


これで良いんだ…


先生との写真が…なんて言えるわけない。


結局、チャンスを自ら逃してしまう事になるだろうな…


と、先生の次の言葉を待っていたら、予想外の返答が僕の耳に飛び込んできた。