大好きですよ、先輩。




「ほら、さいしょーはぐう…」


「ちょ!待ってください…!」


焦った私は、手を動かせず、そのままグーを出してしまった。



最初からそうなることを知っていたように、パーを出した下柳先輩は、意地悪く笑う。