『え、、、優希ちゃん。優希ちゃーん、泉先輩が呼んでる〜』

一瞬、間があったね。私だと思ってなかったのだろう。私も予想外だったし。それにしても、私に向けてる視線が痛いったらありゃしない。

「あ、うん。ありがと。」
でも、お礼はちゃんと言っとかないとね。あとあとめんどいし…

『斉藤、ちょっといいか?』
泉先輩は私を連れて歩きだした。

男子バレー部とは特に関係のない私。
なんの用だろう…?