『優希ちゃーん、ちょっと来てくれる?』

「あ、はい。今行きます。」
先輩に呼ばれた。
げっ。あの先輩なんか苦手なんだよな…
ちょうど洗濯が終わったところだ、行くしかない。


先輩に連れられて来たのは体育館裏。
嫌な予感しかしない…なんか数人で集まってるし…

『優希ちゃんさ、仕事サボって赤石くんとおしゃべりですか~?』

「すみません…」

『だいたい赤石くんはみんなのモノだから。話さないでくれない?見てるのがルール。』

「え?言ってる意味が…」

『うざっ。先輩命令だから従えって言ってんだよ。洗濯物増やしただけなのがありがたいと思ってくれる?もともとあんたなんて嫌いだし。やめてもらっても構わないから。』

あれ、汚したの先輩だったんだ…