君の一番になりたい


「今日も仲良く登校しちゃって〜見せつけてくれるわね〜」


あたしと咲輝が、靴箱にいると、親友の美香(ミカ)が来た。


「ちょ?!美香…からかわないでよ!」


「美香じゃん、おはよ」



…くそ〜。

からかわれたのに、なんでスルーできちゃうの…?!


「あ、太郎だ。んじゃ、俺行くわ!放課後、迎えに行くから」

「うん」

「芽衣!元気出せよ!じゃーな!」


そのまま、咲輝は輝いてる人たちの中に行った。

やっぱり、別世界って感じ…。

さっきまであたしの隣だったのになぁ〜。


急に寂しくなる。


「やっぱり、咲輝ってさ〜」

「え?」


美香がにやにやしてる。

何よ…?!こわ…。




「芽衣のこと、好きだよね」



…?!

ありえないありえない!


「み、美香?!何言ってるの?!」

「え〜?あたしからみたら、二人は両思いにしか見えないんだけど」


ああああたしと…咲輝…が?!


嘘だ! 

だって、咲輝はリア充で…。

あたしとは違う世界の人。


そんなこと、美香だってわかってるじゃん!




「美香!そーいう冗談やめてよ…!あたしの片思いだよ…どーせ」

「冗談じゃないって!だって、あんなに告られてるのに、全部振ってるんだよ?それって、好きな人がいるからじゃん!」


う…。 

なんか説得力があるではないか…。


けど…。

そんなうぬぼれても、余計、苦しいだけだ。



「も、もう!美香!教室、行こっ」

「えー?」


あたしは、美香の背中を押して、教室に向かった。