澪side

俺の名前は新藤 澪

ある人との約束で華の傍にいる

華は物心ついたら頃には1人だった

まだ小さい頃の華からしたら何が何だかわからなかっただろうけど

少し大きくなった今の華には

心に大きな傷を与えただろう

親の顔も知らず、何処にいるのかもわからず

どんな人が自分の親なのか、家族なのか…

俺はそんな華の傍にずっといる…つもりだった

でも、華の傍から1度離れてしまった

華に何も言わずに…

きっとその時、華を傷付けてしまっただろう…

でも俺が急に華の元へ帰ってきた時

華は怒らなかった。昔から優しすぎんだよ華は

澪「…華…飯食ってるか?」

咲「……」

澪「全然食べてないんだろ?」

華はあの日を境に食べ物をほぼ口にしなくなった

澪「作ったから一緒に食べよう」

咲「……あぁ」

なぁ華…お前はまだあの日の事を

自分のせいだと思ってるのか?

違うよ華……華のせいじゃないんだよ…