「私、ねちゃったんだ。」

次の朝、慌てて起きる。朝ごはんを食べて、準備をして学校へ向かった。

この学校に入って、私の友達は杏蘭だけ。あの頃は普通に友達いたのになー。あの頃を思い出すとまた悲しくなった。1人で本を読んでいると、突然肩を叩かれた。

「舞花ちゃんだよねー?」
「は、はい!」

後ろを振り返ると、目がクリクリしてて、すごく可愛いお姫様みたいな子が立っていた。

「私ね、飛鳥 結 (あすか ゆい) ってゆーの。同じクラスだょー。よかったら友達になろーょ!」
「私でよければ、よろしく、お願い、しま、す。。」
「やったー!もう友達だから敬語だめー!舞ちゃんって呼んでもいーい?」
「い、いーょ…。何て呼んだらいいかなー?」
「うーん。結か飛鳥って呼んでー!」
「じゃあ結ちゃんで!」
「ちゃん、はいらないょー!」
「わ、わかった!」

チンコーン。チャイムがなった。

「またあとでねーっ!」
「うん!」

そういって、結は席についた。友達になれたのかな?すごく可愛い。私にはもったいないよ。そう思いながら次の休み時間を楽しみに待っていた。