「うわ!貸し切りみたいだ!」 「わ!ほんとだ!」 きゅっと握った手に力が込められる。 陽葵の方に顔を向けると、 「ふふふ、」 ? 「どうしたの?」 緩んだ顔の彼女。 そんな顔もかわいいなー、なんて俺の顔も緩みそうになるけど、慌ててこらえる。