付き合って、半年になる彼女がいる。

「はるきー!」

今、駆け寄ってきている神崎陽葵ちゃん、誰から見てもかわいい、俺の自慢の彼女だ。


「ひまり」

「ごめん!待った?」

「いや、今来たところだよ。」

「ほんと?!よかった!!」

にこっと笑う彼女の破壊力はハンパではなく、俺の心臓を鷲掴みにする。

…あー、がんばれ、俺。

脳内の煩悩と必死に格闘する。