「…不安にさせてごめんな、」 「…ううんっ、」 「まず、不安になっても抱え込んで、でも元気に振舞っちゃうようなところ。」 ふるふると首を振る陽葵の唇にひとつ、キスを落とす。 「真っ直ぐでぱっちりした目。」 「小さくて、かわいい鼻も」 「俺のことを好きだと発する、柔らかいこの唇も。」 ひとつ、ひとつ、好きなところを上げながら陽葵にキスを落としていく。 「…全部、全部、好きだ。」