彼女が引っ込んだ試着室をぼーっと眺めていると、 「あのぉ〜何かお探しですかあ?」 擦り寄ってくるショップ店員。 わりとかわいい顔してる。 …前の俺ならナンパしていただろうが、今は違うんだなこれ。 「はい、かわいい彼女に秋物の服を探しに来ました。」 …さっきの陽葵かわいかったなあ、 なんて思いながら答える。 、やべえ、きっと俺今最高ににやけてる。 「ええ〜、こんなかっこいい彼氏に選んでもらえるなんて最高じゃないですかあ!」 ちらっちらっと俺の顔を見ながらぶりっ子口調で話す店員。