「…ということがあってだな。」


さっきまでの出来事を昼飯を食いながら、四人に話す。


「いや、うん、一哉、?」

「なんだ?」

数秒黙った後、口を開いた幼なじみの要。

「今の話だと、ひまりんが歌ってたのがかわいかったっていうのしか伝わってこなかったんだけど…、」




「?…それだけだが?」


なにを言ってるんだこいつは。そんな目で要を見返すと、


「…っ!?しんじらんない!」


何が信じられないのだろうか。

ありえないと言った表情でため息をつく要と、苦笑いする悠希とヒロト。