「ふんふふーん!」 … 「ふふーん!」 …ああ、 「ふふふーんふん!」 くくっ、 「…かわいいな。」 目の前で鼻歌、いやもう鼻歌どころじゃないが、とにかく歌を歌っている彼女。 そして、さっきからそれを見ている俺。 「えっ?」 「歌を歌っているお前が、すごく、良かった。」 不思議そうな顔をする陽葵の頭を軽く撫でる。 「えっ、また歌ってた、?!」 顔を赤く染める彼女は、…ふむ。 すごく、なんかこう、…