っ、 かわいすぎねえか、? 俺の姿が見えたのかスピードを少し速くしてこちらに向かってくる彼女。 俺のために急いでくれるのが嬉しくて、途端に頬が緩むのが分かる。 「…うわー、こんな緩みきったお兄見たくない。」 隣でどん引いている妹。 うるせえ、しょうがねえだろうが。 「雅っ!!」 駆け寄ってくる陽葵を腕を広げて待つ。