「は〜?なんだよソレ!俺だけ仲間外れかよ!!」
むぅ〜と膨れる航を見ながら、私と頼くん2人だけの秘密が出来てしまったことに不思議な気持ちでいっぱいになる。
……これから、どうなるんだろう。
涼くんとは、今よりちゃんと近づけるのかな?
毎朝、目を見て挨拶したり。
たわいもない会話をしたり。
放課後、『また明日ね』って笑いあったり。
そんな些細な幸せでいい。今より、自然と、涼くんと話せる時間が増えたらいいなって思う。
『……協力してやろうか?』
頼くんの言葉が、鮮明に耳に焼き付いて離れない。
平凡な私の毎日が、どうか色付きますように。
願わくばこの夏、涼くん一色に……染められたい!!
……なんて。
あー。やだな、今まで遠くから見てるだけで幸せだったくせに、チャンスがチラついた途端、私ってばちょっと欲張りなことを考えてる。


