「おぉ〜〜!引き当てましたね!お楽しみお題!」
「いや、お楽しみとかいらないし!楽しくないし!待って?キスって魚じゃないよね?魚であってほしいけど、きっと魚じゃないんだよね?」
「良くしゃべるな」
やっぱり楽しそうな倉本くんと、テンパりすぎて無駄にしゃべる私。
それを冷静に見てる頼くん。
……なんで頼くん、そんなに平然としてられるの??キスだよ!!?キスは好きな人としかしちゃいけないし、好きな人とするから意味があって
って、私ファーストキスもまだだし、
キスの仕方とか分からないし、何よりそんなの頼くんに申し訳なくてとてもじゃないけど───
「花」
「……っ」
あーでもない、こーでもないと頭の中でいっぱいいっぱい考えてた私に、これでもかってくらい優しい頼くんの声で名前を呼ばれて顔を上げる。
自然と交わる視線に顔が火照る。
「どーする?クリアしないと、ゴール出来ねぇけど」
「……っ、よ、頼くんは平気なの?」
「何が?」
「その、好きでもない人とキス……とか」
こんなやり取りしてる間も、もちろん倉本くんたちに見られているわけで、それがまた恥ずかしくって私の身体はどんどん熱を持っていく。


