「じゃあ……」
意外にもすんなりと私の代わりにお題の箱へと手を伸ばした頼くんは、迷うことなく倉本くんが持っている真ん中の赤い箱からお題の紙を1枚引っこ抜いた。
「コレにする」
どんな事が書いてあるんだろう……。
頼くんの手に握られた1枚の紙切れを見つめながら、どうか簡単なお題でありますように!!!
と、私は神様に必死にお祈り中。
「では、その紙を開いてお題を教えてください」
倉本くんの指示で頼くんが紙を開けば、一瞬眉間に深くシワがよった……気がした?
「お題を私に見せながら読み上げてください」
フッと軽く笑った倉本くんは、楽しそうに口元に弧を書いて、反対に頼くんは
「……優しく名前を呼んで、キス」
すごく不機嫌そうだ。
……って、なぁ〜にぃ????!!!
「キ、キキキキス????」
それって、なにが?え、なんで?
お題?お題がキスなの……?


