「俺も。……ちなみに赤札ってのは、ゴールのときにクラス委員に提出する札のことで、"赤札を持ってゴールしなければゴールとはみなされない"……って、この紙に書いてある」
今、サラッと俺もって言った???
……頼くん、モテそうなのに。女の子と手を繋いだのは幼稚園ぶりってことですか?
待って待って、余計に緊張してきた。
「そ、そっか……!じゃあ、赤札は何が何でもゲットしてゴールしなくちゃね!」
久しぶりに繋いだ手が私の手なんかでごめんなさい。大変申し訳なく思ってます。
「久しぶりに繋いだ手が、親友のお姉ちゃんの手」……ってギャグすぎる!!
なんて、頭で色々と考えながら頼くんへ返事をした私に、頼くんは小さく「だな」とだけ呟いて前を見据えて歩く。
いつの間にか、ギュッと強く握ってしまっていた頼くんの手。申しだけ訳なさに駆られた私が少しだけ握る力を緩れば、
───ギュッ
「!」
再びキツく繋ぎ直されて、身体中が熱くなる。あーもう、私って本当に男の人に免疫がないんだな。
頼くんなんて、弟みたいなものなのに。
……何ドキドキしてるんだろう。


