「まー、大丈夫だろ。その代わり、明日もシフト入れられたけど」
「な、なんかごめんね?」
私と肝試しを回るために、わざわざバイトを早く上がってくれたのかと思うと、恐ろしいほどの申し訳なさに襲われる。
「なんで花が謝んの。元はと言えば涼に頼まれたんだし、俺」
「え?」
「行けなくなったから代わりに行けって、涼に言われた。花の連絡先知らないから、代わりに謝っとけってさ」
「そ、そうだったんだ……。でも申し訳ないことに変わりないよ」
「……そんな気にするなら、今度 飯でも食いに来いよ。駅近のファミレスだから」
「え?頼くんがファミレス?……意外」
「そ?」
頼くんは涼しい顔で私を見下ろすけれど、ファミレスで働く頼くんなんて私には全然想像出来ない。


