「何から話したら、ちゃんと伝わるんだろうってずっと考えてたんだけど。考えても考えてもまとまらないから……とにかく思いついたことから話す。聞いてくれるかな?」
「……っ、なんなんだよ、まじで。調子狂う」
強い意志を持って頼くんを見つめれば、その瞳が微かに揺れた。
「頼くんは……ずっと私の恋を応援してくれてて、そのおかげで少しずつ涼くんとの距離が縮まって。すごい!頼くんのおかげだ!って、頼くんは涼くんと私の恋のキューピッドなんだって思ってた」
「……それで?」
「だけど、いつからな?頼くんがそばにいるとドキドキして。そばにいないと寂しくて……」
「……っ」
伝えたい。
私の中にある、頼くんを思う気持ち全部を。
正確な言葉で、ひとつ残らず。
そう思うのに、どうしても自分の気持ちをうまく表現する言葉が見つからなくてもどかしい。
私の言葉を黙ったまま聞いている頼くんの顔からは、イマイチ何も読み取れないけど。仮にこの先の言葉を伝えて、もし頼くんに私の気持ちを拒絶されたとしたって、
伝えないまま、消化されることなくくすぶってるよりずっといい。


