花ちゃんは今日も頼くんの言いなり




散々、涼くんに好きになってもらいたくて頑張ってきた。そのおかげで、もし……本当にもし、涼くんも私のことを少しでもいいなって思ってくれたんなら、


私は、自分の気持ちを素直に伝えるべきなのかもって思う。


涼くんのことをずっと好きだったこと。
頼くんに、協力してもらっていたこと。


その中で、いつの間にか、涼くんを思う気持ちを、頼くんを思う気持ちが上回ってしまったこと。


今はハッキリと頼くんが、好きだってこと。


これは、私が涼くんと向き合うための良い機会でもあるのかもしれない。

涼くんが私のことを好きかもしれないなんて、私の勘違いオチである可能性だって大いにありえるけど、もううだうだあれこれ考えて悩むことはいい加減終わりにしよう。


考えたって、相手の気持ちは目に見えない。


なんのために、言葉を与えられてるのか。
そう聞かれたらやっぱり、私の言葉は、私の気持ちをちゃんと相手に真っ直ぐ伝えるためにあると思いたい。


「……駅前の噴水広場に、10時」



だから、これはデートじゃない。


私なりのケジメ。頼くんに真っ直ぐ気持ちをぶつけるための、スタートラインに立ちたいから。