ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!
もう、ダメ。
このままじゃ昼休みが終わるまでずーっと永遠に悶々と頼くんのこと考えちゃいそうだ。
ここはひとまず、気分転換にジュースでも買って飲もう。そう自分を奮い立たせて、自販機へと向かうべく接着剤でくっついてた?レベルで密着していた椅子から重い重いおしりを持ち上げた。
***
───チャリン、チャリン
階段下にある自販機まで来た私は、自販機へとお金を入れる。
……でも、何を買うか全く決まらない。
炭酸にしようか……、それともミルクティ?
いや、パックジュース系にするべきだったかな。
ガヤガヤと廊下を通っていく生徒たちの気配に首だけ振り向けば、次の時間が体育らしい生徒たちが、各々に話を弾ませながら更衣室へ向かっていくのが見えた。
5限目が体育って、昼休みを削って着替えなきゃいけないから最悪なんだよな。
しかも、更衣室からグラウンドも体育館も遠いし、意味がわからない。
なんて思いながら、再び自販機へと視線を戻す。