花ちゃんは今日も頼くんの言いなり



「うぅ……、私ってお子ちゃま。男子はやっぱり大人っぽい子の方が好き?」



昔からドの過ぎたバカだってことは、薄々自覚してたけど。それに伴ってドの過ぎたお子ちゃまだったなんて……。


自分が哀れすぎる。



「さぁ?好みなんて人それぞれだろ」

「……そうだよね。じゃあ、」




涼くんはどっちだろ。


ふんわりしてる涼くんだから、隣に立つ女の子はしっかりした大人っぽい子が似合うな。


……そう考えたら、私って



涼くんに釣り合わない。




「……涼なら大人っぽいとか、子どもっぽいとか。なんも考えてないと思うけど」



ネガティブになって視線を落とした私を、すかさず頼くんがフォローしてくれる。


……意地悪なのに、優しい。
矛盾してるけど、それが頼くんなんだよね。



「そうかな?私にもまだチャンスあるかな?」


頼くんの言葉でパァッと顔が明るくなった私に、今度は頼くんが眉間にシワを寄せた。


きっと、単純なやつだなって思ってるんだろうけど、仕方ないじゃん。頼くんの優しさが嬉しかったんだから。