いや、今まで散々 影からひっそりこっそり見てただけなんだから、もう既に私は控えめ女子なんじゃ!?
これは、案外早く涼くんのタイプに近づける可能性あり?なんて1人で考えているうちに、再びスマホが震えた。
【なんかあったら電話して。080-××××-××××】
頼くんから届いたメッセージを見てなぜかやる気がみなぎってきた私は、力強く「よし!!」と意気込む。
……頑張れ、私!華のJKを謳歌するんだ私!
今年の七夕の短冊には《素敵な恋が出来ますように》と書いた。
そして、この展開。
どう考えても神様が私と涼くんの恋を応援してくれているとしか考えられない。たった数時間の間に、どうやら私はとんでもなくラッキーな状況に陥ってしまったみたいだ。
「頼くん、どうぞよろしくお願いします!」
そう呟いて、頼くん宛のメッセージを送信。
【ありがとう(*^^)私の番号も教えとくね。
090-××××-××××】
特別仲が良かったわけでもないし、クラスメイトってわけでもないのに……不思議だな。
男の子に連絡先を教えたのも、なんなら教えてもらったのも頼くんが初めてだ。


