康太は、いきなり声を潜め2人に顔を近付けた。 「祐希かっこいいでしょ。周り見て。女の子みんな祐希見てキャーキャー言ってるでしょ。ほんと困っちゃうよねー。」 なに言ってんだか。 聞こえてるし。 「変なこと言わなくていいから。」 「怖いのになんでモテるのかねー?」 康太はまたとぼけた感じで返事をしてきた。