幼なじみが冷たい理由。



「あ、先生!卒業式あるの?」

純花が笑い声の中質問した。

幼稚園から大学まで一貫のこの学校には、大学の卒業式以外、卒業式をする習慣はなかった。

「あー。卒業式か。今年からシステムは違うけど、一応、光の宮の系列の学校だからって理由で、今年も卒業式はやらないそうだ。」

「そっかー。」


今年もないのか。
違う学校に入学する子もいるからなんだか寂しいな。


「なんか、また高校入学する実感なくなっちゃったよー。」

「そうだなぁ。でもこの学校で勉強するのもあと一週間だぞ。」


一週間。
この先生の言葉に、また寂しくなった。