菅谷くんの目を丸くして驚いた表情が、視界にドアップで映る。
…………あれ?今、私、なんて言った?
「!!??」
我に返って、私は菅谷くんから二歩離れて、燃えてしまいそうなくらい真っ赤になった顔を隠すように両手で覆う。
え!?ちょ、ちょっと、待って。
私、今、『好き』って言った?モブ男くんに?なんで?
いや、まあ、確かに気になってたけど、意識してたけど……っ!
私が、モブ男くんのことを想ってるなんてありえない。
だって、私は美少女で、こいつは普通。常識的に考えて、つりあわないでしょ。
ただモブ男くんを、ちょーっと気にしてただけ。それだけの……はずなのに。
ま、まさか、これが俗に言う一目惚れ!?いやいや、それはないか。そりゃあ、モブ男くんを見た時から、目で追ってましたけども。
全部全部、モブ男くんがおしゃれだからじゃないの!?
おしゃれすぎるこいつがいけないんじゃないの!?



