【短】モブ男くんが好きなんてありえない!!




課題なんて出されてたっけ?


英語の授業は、ずっとモブ男くんのことを見てたから、ほとんど聞いてなかった。


や、やばい。



「ノート、机の中に入れっぱなしだ」


「あちゃー」



ポツリと私が呟くと、友達はドンマイと言いたそうな顔で私を見る。



「こういうところがなければ、完璧なんだけどねぇ」


「う、うるさいなあ!」



自分でもちゃんとわかってるもん。


でも、私だけが悪いんじゃないし。モブ男くんがおしゃれすぎるのがいけないんだし!!


なんて、八つ当たりしてる場合じゃない。



「ノート取ってくる!先帰ってて」



私は友達にそう告げると、今出たばかりの校舎にもう一度入っていった。


内履きに履き替えて、教室へと向かう。