私はモブ男くんに、私の魅力とモブ男くんがおしゃれすぎていい気になってることを、わざわざ教えてあげようとしただけなのに。
――もしかして、違う?
私の可愛さに気づいてないモブ男くんに、意識されたかった……?
でも、まさか、ありえ……ない、でしょ。
私、本当に菅谷くんのことを……?
おしゃれだからって理由をつけて、モブ男くんへの想いを抑えてたの?
かあ!とさらに赤くなる頬。体温が上昇して、クラクラする。
「……あぁ、そうか」
「?」
「罰ゲームか」
黙り込んでしまった私を見て、菅谷くんはそう言うと納得したように微笑んだ。
は?罰ゲーム?
罰ゲームなんかで、私がモブ男くんに『好き』って言ったと思ってるの?
ギュゥと胸が締め付けられた。ドキドキが、身体全体に響き渡る。



