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「え?もう、ここまで予習したの?」

「はいっ……!」

「やる気満々だね、幸ちゃん」

「もちろんです!」


今日は、金曜日。お母さんはパートが長引いて、まだ帰ってきてない。

ひょっとすれば夜ご飯に間に合わないので、出前をとるかどこかに食べに行ってくれとのことでお金がリビングのテーブルに置いてあった。

いずれにせよ、米司さんと一緒だからと安心しきってるお母さん。


1時間半がたち、そろそろいつも夕ご飯を食べてる時間にさしかかる。

と、その時。

私のおなかが、グウゥ…と、鳴った。

「っ……!!」

は、恥ずかしいっ…!米司さんに、今、聞こえたよね!?

「ご飯、どうしよっか」

「えっと……」

「幸ちゃん、なにが好き?」

「へ?」

「一段落ついたし、どこか食べに行こ」