違う。
この気持ちが、勘違いなはずがない。
どうして、そんなことを言うの…?
わたしの気持ちに米司さんが答えられないというなら、それを受け入れるしかない。
だけどせめて、この気持ち自体を否定することは、やめて欲しい。
それは、米司さんがわたしに初めて示した〝拒否〟だった。
これまでは、どんなガキっぽいことを言っても、否定しないでいてくれたのに……。
ちらっと米司さんを見ると、困った顔をしてる。
やっぱり。わたしの気持ち、迷惑なんだ……。
「ごめん、幸ちゃん。泣かせるつもりじゃ___」
「す、すみません!ちょっとコンタクトずれちゃったみたいで……」
我ながら、苦しい言い訳だ。
「洗面所行ってきます!!」
わたしは、米司さんを困らせたいわけじゃない。
むしろ、よくしてもらってるんだから、絶対に困らせたくない。
だから、この気持ちには蓋をしなくちゃいけない。
今わたしがすべきなのは、米司さんへ恋をすることじゃなくて……K高に受かって、米司さんに笑顔でお礼を言うことなんだ。
そのために、わたしはたった今から、この気持ちを……封印する。
この気持ちが、勘違いなはずがない。
どうして、そんなことを言うの…?
わたしの気持ちに米司さんが答えられないというなら、それを受け入れるしかない。
だけどせめて、この気持ち自体を否定することは、やめて欲しい。
それは、米司さんがわたしに初めて示した〝拒否〟だった。
これまでは、どんなガキっぽいことを言っても、否定しないでいてくれたのに……。
ちらっと米司さんを見ると、困った顔をしてる。
やっぱり。わたしの気持ち、迷惑なんだ……。
「ごめん、幸ちゃん。泣かせるつもりじゃ___」
「す、すみません!ちょっとコンタクトずれちゃったみたいで……」
我ながら、苦しい言い訳だ。
「洗面所行ってきます!!」
わたしは、米司さんを困らせたいわけじゃない。
むしろ、よくしてもらってるんだから、絶対に困らせたくない。
だから、この気持ちには蓋をしなくちゃいけない。
今わたしがすべきなのは、米司さんへ恋をすることじゃなくて……K高に受かって、米司さんに笑顔でお礼を言うことなんだ。
そのために、わたしはたった今から、この気持ちを……封印する。


