私の笑顔が……米司さんへの、一番のお礼?



「キモっ!」

「そんなキザなこと言ったの?東大が?」



「酷っ……!佑佳と友美に話した私がバカだった!もう、いい」



昼休みの教室で、相変わらずわたし達3人は一緒だった。

そして、今日の話題は米司さん一色だ。

佑佳と友美は、わたしが米司さんに気があると知ってから、やたらと進展がないかって聞いてくるようになった。

『どこまで行った?』『キスした?』なんて質問は……ナンセンスだ。



「だけど、仮にあの人が幸になにかやって欲しいことがあっても、彼女ありだと何も言えないよねぇ」

「うんうん。彼女もちの男の肩身は、狭いよねぇ」

「でも受験はまだまだ先だから。東大があの女とそれまで続いてるとも限らないしー?」

ちょっと、さっきからあんたたちは、なにを言ってるんだ。