【企】悪い先生で、ごめん

ったく。佑佳も友美も、好き勝手言い過ぎ……。

だけど。

米司さんから、無心の愛なんてもらえたら……

わたし、どんなことよりも嬉しいって思っちゃいそう。


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その日の帰り、久しぶりに佑佳と友美と3人でアイスを食べて帰ることになった。

最近は買い食いを控えて、そのお金で参考書なんかを買っていた。

今日は自分へのご褒美と割り切ってみることにする。

この間のテスト、いい点数とれたし。

「お、おいしい…!」

イチゴミルクのそのアイスを頬張ると、口いっぱいに美味しさが広がる。

「幸、最近水曜日と金曜日以外もはやく帰ってるけど、頑張りすぎてない?息抜きも大切だからね!」

「そうそう。あたしら、いつでも付き合うからねー!」

「ありがとう…佑佳、友美」

「なんか、あそこにいる人、すごい頭良さそうなオーラ出てる」

「たしかに。そして一緒にいるのがかなり美人っていうね」

2人がそういうので、私は思わず振り返る。

2人の視線の先にいた人物、それは___