「…は?」

俺の発言に固まるあいつら。


何のライバルかは言わずしも分かっているだろうが、俺の発言がそれほど衝撃だったんだろう。

…でも、あんなことを言ってくれた子は初めてだったから。

俺のことを体をはって守ろうとしてくれた姿が姉さんと重なって。

守りたい、と思ったんだ。


「本気だから。」

あんな子、好きにならずにいられねえよ



「…お前がそんな目するの初めてじゃねえか。」

目の前のあいつらの1人、蒼が口を開く。

固まっていた奴らも、蒼の声にはっとしたようで、こくこく頷いている。