怒らせちゃったよね…こんな迷惑かけちゃって

「…はああっ、」

こんなため息までつかせちゃって、

「…ひまりん、」


「…ハイ。」

名前を呼ばれて俯いていた顔を上げる。

「…僕だって男だし、あんな棚支えられるから。大丈夫だよ。」

ぽんっと頭に手を置かれる。

「助けてくれようとしてありがと」

にかっと笑顔をうかべる要。