ガッシャーーーーン。 大きな音を立てて倒れる目の前の棚。 …のはずが、大きな音もしないし棚も倒れていない。 「っー、…あれ、痛くない、?」 不思議に思っていると 「…っ、馬鹿!!!!!!」 わたしの体の後ろから要が棚を押さえてくれていた。