翔一は、彼の持つ支配力を、ときに弱いものへの優しさという形でみせることがあった。
ただの気まぐれだったのだろうが、その印象は強烈だった。
怖れつつ、それでも憧れる。
近いようで遠い、幼なじみの兄。
翔一に連れられるように、修二と三人で遊んだこともあった。
母の記憶のなかでは、すべて修二にすりかえられてしまっているのか。
存在が消える、のはこういうことなのか。
次第に人の記憶のなかからも忘れ去られてゆく。
ただの気まぐれだったのだろうが、その印象は強烈だった。
怖れつつ、それでも憧れる。
近いようで遠い、幼なじみの兄。
翔一に連れられるように、修二と三人で遊んだこともあった。
母の記憶のなかでは、すべて修二にすりかえられてしまっているのか。
存在が消える、のはこういうことなのか。
次第に人の記憶のなかからも忘れ去られてゆく。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)