幼いころから、奈緒は小さな動物が、ことに猫が好きだった。
喘息を患う母がいるから、ペットを飼うのは無理だけれど。
小学生のときは、希望してうさぎやニワトリの飼育係をやっていた。
町のどこかで野良猫が子どもを生んだときけば、探して足をはこんだ。
こっそり給食の残りを持ち帰っては、猫たちにあげたりしていた。
懐いてくれると、心底嬉しかった。
小さくて頼りなくて、懸命に生きている存在は、無条件に愛おしい。
喘息を患う母がいるから、ペットを飼うのは無理だけれど。
小学生のときは、希望してうさぎやニワトリの飼育係をやっていた。
町のどこかで野良猫が子どもを生んだときけば、探して足をはこんだ。
こっそり給食の残りを持ち帰っては、猫たちにあげたりしていた。
懐いてくれると、心底嬉しかった。
小さくて頼りなくて、懸命に生きている存在は、無条件に愛おしい。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)