「あんたたち、どこ目当て?」
不意にけだるい声とともに、ふわりと香水の香りが鼻をくすぐった。
コトンとテーブルにグラスが置かれ、ひじをついてもたれてくる少女・・・いや、女の人。
一瞬、ぽかんとする千香と奈緒。
きれいな、人だ。
まずそう思った。
きつめに入れたアイライン。
蝶の鱗粉のように光を反射するアイシャドー。
セミロングの髪にひとふさ混じる、赤毛。
ハスキーな声。
どれも、彼女によく似合っている。
不意にけだるい声とともに、ふわりと香水の香りが鼻をくすぐった。
コトンとテーブルにグラスが置かれ、ひじをついてもたれてくる少女・・・いや、女の人。
一瞬、ぽかんとする千香と奈緒。
きれいな、人だ。
まずそう思った。
きつめに入れたアイライン。
蝶の鱗粉のように光を反射するアイシャドー。
セミロングの髪にひとふさ混じる、赤毛。
ハスキーな声。
どれも、彼女によく似合っている。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)