子どものころ、といってもそんなに前じゃないけれど。
手をつないで歩いている、お兄さんとお姉さんはカップルで、好き合っている人たちだと、そんなふうに見ていた。
そうとは限らないと、身をもって知ることになった。
ひたいとひたいをくっつけるように、顔が近づいてくる。
「ちょっと座る?」
和也が視線を向けた先をたどると、メッシュフェンスで囲まれた一角があった。
手をつないで歩いている、お兄さんとお姉さんはカップルで、好き合っている人たちだと、そんなふうに見ていた。
そうとは限らないと、身をもって知ることになった。
ひたいとひたいをくっつけるように、顔が近づいてくる。
「ちょっと座る?」
和也が視線を向けた先をたどると、メッシュフェンスで囲まれた一角があった。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)