くれなゐ症候群

「どーゆー関係なの?」

じっくりこちらをのぞきこみながら、コーヒーカップを口にあてる。


「幼なじみだから・・・・あの、修ちゃんとは、話したりしないの?」


「セッションで顔合わせるだけ。
プライベートでの付き合いは、ぜーんぜん」

ひらひらと手を振る。

「あいつ、自分のこと話さないしさ。とにかく腕がいいから、あっちこっちのバンドから誘いがあるみたいだけど。
ヘルプしかやんないんだよな」


言葉にわずかなとげを感じる。