「おはようございます!
よろしくお願いします!」
俺は、大人の男に混ざって執事修行を始めた。
「お前何歳だ?ちびっ子」
「10歳です」
「ちっちぇな〜」
俺はからかわれつつも、
みんなに可愛がってもらった。
だが、執事修行は長かった。
お嬢様の執事になるには、5年間の修行が必要で、俺は15歳になっていた。
「朝は早いし、夜は遅い、
ご馳走は貰えるが、仕事はキツイ。
お嬢様はワガママ、執事は我慢。
本当大変だな、執事って」
そんな風に言う同い年の同僚がいた。
「フリン・ブライトマンです。
よろしくお願いします」
俺が執事修行を始めた三ヶ月後に、
カウンセラー志望で入ってきた。
実際、彼はカウンセリングには向いていた。
話を聞くのがうまい。
相手は何を意味しているか、
何を自分に求めているか。
それを常に分析して話している。



