もうチラチラじゃなくガン見状態になっていた。

その視線を感じたのか結城君がこっちを向く。

私は急いで先生の方を向く。

「どうしたの?」

と結城君が聞いてくる。

私はどう答えようか迷ってしまった。

『ど、どうしよう!?結城君の事見てました。じゃ変人に思われるし…』

「ん?どうしたの?何かあった?」

とっさに嘘をついてしまった。

『バカ!!何嘘ついてるのよ!!』

「ふうん。そっか」

結城君は納得してくれたようだ。

『ほっ…。よかった』

私は安心した。