てぃーだが網を持った右手を力強く振り下ろすと、それと同時に水槽から何十という水柱が同時に湧き上がった! 「うおぉぉ~っ! なんだこりゃああ~っ!」 目の前の光景に、金太郎は座っていた椅子から転げ落ちた。 その水柱の上には、無数の金魚…そして、あの 四天王までもが宙に浮いている。 ちょうどその時、祭会場に上がった花火が… まるで、宙に浮かび上がった金魚達を幻想的な光で演出していた。 「わぁ~♪キンギョさんキレイ~♪」 無邪気な顔で、あゆみが嬉しそうに声を上げた。 .