青蝶を包む朱い羽



言われたとおりにカーディガンを少し下にずらした。この着方もありかも?


「よしっ行こうか」


上機嫌の舞さんに連れて行かれ、
拓哉弄りが終わったのか煙草を吸っていた。


「莉月、おわった?」

「っ、」


私が莉月を呼ぶとそっぽを向いてしまった。


に、似合わなかったかな・・・
なんか、莉月に嫌われたみたいでやだな・・・だけど・・・気に入ってくれたみたいだな。

私が莉月に近寄ろうとする前に、拓哉が莉月のことをぶった。


「おいこら莉月!真白ちゃんを泣かせてどうする!」

「あ゛ぁ゛!!っ、ま、真白?
すまん・・・いや、その」


口ごもる莉月に拓哉は頭に再びげんこつをいれ、何故か怒っていた。

てか、泣いてないし・・・
それに・・・


「拓哉、気持ちを察してくれたのは嬉しいんだけれど、莉月のこと
殴ったらだめでしょう?しかも、二度も(黒笑」

「え?!いや、、ごめん、つい?」


私は莉月の頭を撫でながら、拓哉を微笑んだ。

(微笑んだって、目が笑ってなかったじゃん!by拓哉)


まぁ、それはさておき、