ー side煌夜 ー
俺には2人の息子がいる。
その中の次男は君と同い年だ。
今は暴走族の総長をしていてな、それなりに有名だ。
そして、あいつが高校2年の時に姫が誕生したんだ。
どこから現れたのかもわからない。
だがその少女は、全ての者を魅了し、
心を開いていなかった者達にも懐かれていた。
そんな中、2人目の姫が誕生した。
そこから、その少女は闇に落ちていったのかもしれない・・・
あいつとその少女は付き合っていたが、
少女は姿を現すことが少なくなった。
その事で不安になり始めたあいつは・・・
付き合っていた少女ではなく、
もう1人の姫に慰められるように・・・行為をしていた。
それを偶然見た少女は絶望し、あいつらが間違いに気づくのは、少女の行方が
すべてなくなってからだった。
それ以後あいつらはずっとその少女を探し続けている。
自分達がした間違いをただ、謝るためにな・・・
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呆然と話を聞いていた彼女は、まさしくその少女だ。
だけど、それを思い出すことが本当にできるのか・・・
あいつらに会わせていいのか・・・
俺にはわからない。
「その少女が私だと・・・言いたいのですか?」
「俺はそう思ってる・・・」
「そう・・ですか・・・私にはそんな記憶ありませんが、無償に嗤えてくる話ですね?」
今まで明るかった彼女の笑みは、突然、
絶望にみち、闇を含んだ笑みに変わった。
これでも有名な組の組長が
この娘の殺気ごときで怯えるなんて・・・
この子にいったい何をしたんだ・・・
・・・煌月・・・

