もしかしたら、今日それがわかるかもしれない。
だからこそ、私はここに来たんだ。
「ありがとうね。真白ちゃん」
「いえいえそんな・・・ってえ?
な、何で名前」
「フフフ、ごめんなさいね?この人がどうしてもって言うもんだか」
「いやぁ~ごめんね?」
え?え?全然、話しについていけないんですけど・・・
「真白」
戸惑っている私をいつもの優しい声で呼んでくれた。
「莉月?この人達ってまさか・・・」
「その人達が莉月の両親だよ~」
莉月の後ろから面白いものを見たかのような顔でこっちをみている拓哉と
申し訳無さそうに立っている陽希がいた。
「大丈夫ですよ?陽希。気にしないで下さいね?」
「す、すみません・・・」
「え!?俺は!」
「(プイ)」
「真白ちゃ~ん」
落ちこんんでしまってる陽希は後で慰めないとね、
拓哉は・・・どうでもいいかな・・・
私は立ち上がり、莉月の両親に頭を下げた。
「先ほどは大変失礼なことを・・・
申し訳ありません。」
「そ、そんなっ!謝ることなんて何もないわ!ただ私達が試したのよ。」
「試した?」
莉月のお母様は頷いて、訳を話してくれた。

